イネ科の多年草です。命名の由来は、葉の形がササに似ていて、やや縮んだようなしわがあることから。散歩道で地味〜に生息していました。
茎は細いし、色も暗い、イネ科にしては穂の数が圧倒的に少ない。この五島の雑草の生存競争の激しい中で、こんな貧相な植物が生きていけるのかと思ったほど・・・・
しかしよく見ると、花が見えてました。イネ科の花はどれも花とは呼べないような地味な物ばかりです。チヂミザサの花はネットで調べると、白いものが多かったのですが、上五島の散歩道に生えてるものは赤いものでした。老眼でよく見えないので、マクロ撮影してみました。
写真の火炎状のものは雌しべの柱頭と言われているところで花粉を受けとりやすい構造になっているそうです。
”チヂミザサ”の種の部分は実が熟くすころには粘液物質のようなもので覆われ、ひっつき虫に変身します。ひしめく雑草の中で生き抜いていくために色々秘密兵器をお持ちです。弱々しそうで、実はたくましい奴、チヂミザサ (^^)v
明日も良い写真に出会えますように・・・